Date: Update: Written by: 加藤 美喜子
直近のクリエイティブトレンドといえば、ショート動画。
その代表的なアプリ・媒体ともいえる「TikTok広告」を始める方も増えているのではないでしょうか。
本記事では、TikTok広告で効果計測を行うために必要な計測タグ・イベント設定の方法を画像付きで解説いたします。
※ウェブイベント用のみを解説しますまた本記事と併せて、TikTok広告の広告フォーマットやターゲティング等を紹介している記事もありますので、気になった方はぜひご一読ください。
TikTok Pixel・イベントの発行方法
Facebook広告をはじめ、SNS・ネイティブ広告媒体の経験がある方には馴染みがあるかもしれませんが、TikTok広告においてもPixelの発行 → Pixelをサイトへ設置 → イベント(CV)設定(媒体管理画面orGTM等を活用) が基本的な流れです。
①TikTok「広告マネージャー」へログインし該当の広告アカウントを選択した上で、上部のタブから[アセット]＞[イベント]を選択します。
②次に、[ウェブイベント – 管理]を選択します。
③以下の画面に切り替わるため、[ピクセルの作成]を選択します。
④次に[ピクセル名]を入力し、[TikTok Pixel]を選択します。
※広告アカウントと同じ名前を入力することをおすすめします※連携方法は「TikTok Pixel」と「イベントAPI」の2種類がありますが、今回は基本的な「TikTok Pixel」を用いた方法を解説します。 参考：イベントAPIについて
⑤次に、[手動でピクセルコードを実装]を選択します。
⑥表示されたピクセルコードを[コピー]または[ピクセルコードをダウンロード]を選択します。
ピクセルコードは、Googleタグマネージャーで設置（基本的にトリガーは「すべてのページ」）、もしくはウェブサイトのヘッダー内の他のトラッキングタグ（Googleアナリティクスタグなど）の上または下に設置します。
※<head> </head> タグの間に挿入することを推奨
⑦ピクセルコードをコピー・もしくはダウンロードが完了した後に[次へ]ボタンを押下すると、以下のイベント作成画面に遷移します。
本記事では、購入や申込完了ページ（サンクスページ）のURLを利用してイベント設定を行うため、[URLイベント]＞[+URLキーワードを入力]を選択します。
⑧「イベント名」からトラックするイベントを選択し、「誘導先URL」に購入や申込完了のサンクスページURLを入力します。
※詳細設定から[イベントの別名]を設定することができるため、任意の名前をつけて管理することも可能です
[統計タイプ]からイベントのカウント方法を「毎回」もしくは「1回」に設定可能ですので、計測したいイベントに合わせて変更しましょう。
以上で、イベント（CV）設定は完了です。
イベント設定時の注意
TikTok広告は、「標準イベント」しか設定が出来ません。
Facebook広告のように「カスタムイベント」は設定が出来ないため、標準イベントを上手く活用してmCVやCV設定を行う必要があります。
設定可能な標準イベント・コードの一覧は、以下からご確認ください。
標準イベントとパラメータ
TikTok PixelやイベントAPIなどのウェブアトリビューションソリューションで現在サポートされている標準イベントのリストです。どの標準イベントでも、パラメータを送信したり、注文の合計金額や商品名、カテゴリーなど、訪問者のアクションに関する追加情報を送信したりすることができます。
https://ads.tiktok.com/help/article/standard-events-parameters?lang=ja
ピクセル・イベントの発火確認ができるツール「TikTok Pixel アシスタント」
Google Chromeの拡張機能「TikTok Pixel アシスタント」を利用すれば、ウェブページで正常にTikTok Pixelが機能しているか、該当ページに各イベントが設置・機能しているかを確認することができます。
TikTok Pixel アシスタントの拡張機能追加はコチラから可能です。TikTok Pixel アシスタントも活用して、広告配信の前に計測環境が整っているか確認しておきましょう。
計測環境はしっかり整えておきたいね！
Facebook広告やGoogleタグマネージャーでイベント・タグ設定の経験があれば、TikTok広告のイベント設定は簡単やね～！
