Date: Update: Written by: ShuheiKama
2022年5月31日にマイクロソフトが、日本市場にて「Microsoft Advertising(以下、Microsoft 広告)」の提供を開始することを発表しました。
「Microsoft 広告」は検索広告やネイティブ広告の配信が可能であり、業界でも注目の広告媒体です。
本ブログでは「Microsoft 広告」の特徴について説明していきます。
※新しい広告媒体であり情報のアップデートが速く、本ブログを公開した時期と内容が異なる場合があるためご注意ください
Microsoft 広告とは
前述している通り、マイクロソフトが2022年5月31日に提供を開始した広告媒体で、検索ネットワークとオーディエンスネットワーク(ネイティブ広告)での広告配信が可能です。
それでは掲載面やユーザー層にはどのような特徴があるのでしょうか。
掲載面
顧客が Bing、AOL、Yahoo、および検索パートナー サイト (MSN.com や Bing.co.uk など) で検索をするときに、検索結果ページに広告を表示できます。検索結果ページのどこに広告が表示されるかは、広告に関連付けるキーワードによって決まります。たとえば、玩具店を経営しているサラが、子供向け電子製品の広告を作成するとします。”トランシーバー”、”電子ペット”、”子供用音楽プレイヤー” などのキーワードを含めれば、サラの広告は顧客の検索により関連性の高いものになり、検索結果の上や横に表示されるようになります。
Microsoft 広告のヘルプにも記載されている通り、マイクロソフトが提供するBingやMSNが主な掲載面となっています。
※ Yahoo!にも表示されると記述されていますが現状は「Microsoft 広告」を配信したことによる影響は見受けられていません
ユーザー
日本でBingやMSNを利用するユーザーの多くは、ブラウザで Microsoft Edge を利用している方々です。
Microsoft Edge はWindows PCの基本ブラウザとして設定されているためPCユーザーが多く、2022年10月時点で日本におけるPCのシェア率は23.89%と非常に高い数値となっています。
また昨年、一昨年のシェア率を見ると徐々に増加傾向にあり、今後もシェア率が上昇すると想定しています。
年月 | シェア率(全体) | シェア率(PC) |
2022年10月 | 14.49 % | 23.89 % |
2021年10月 | 9.94 % | 17.30 % |
2020年10月 | 6.68 % | 11.61 % |
参考:https://gs.statcounter.com/
ネットワーク
Microsoft 広告では検索ネットワークとオーディエンスネットワークでの配信が可能です。
検索ネットワーク
検索ネットワークでは、Bingなどで検索を行った際に検索連動型テキスト広告と検索連動型ショッピング広告が表示されます。
オーディエンスネットワーク
オーディエンスネットワークでは、MSNやOutlookなどを閲覧する際にオーディエンス広告が表示されます。
Microsoft 広告 と Yahoo!広告 の違い
ここまで Microsoft 広告 について紹介してきましたが、
実はこれまでもYahoo!広告を利用して、Bingに広告を配信することができていました。
えっ!
「Yahoo!広告」で広告を表示できるなら、「Microsoft 広告」を始める必要ってあるの?
そのように思う方は多いかと思います。
実はMicrosoft 広告ではYahoo!広告ではできない機能を持っており、Yahoo!広告とは違った配信をすることができるのです。
Yahoo!広告との違い①:広告表示機能が多彩
広告タイプ
Microsoft 広告では、Yahoo!広告で実施できないショッピング広告の配信を行うことが可能です。
ショッピング広告は、商品画像とテキストの組み合わせで広告が表示されるため、視覚的要素を豊富にすることでより関心を持ってもらうことができます。
広告表示オプション
Microsoft 広告では、Yahoo!広告にはない広告表示オプションが数多く利用できます。
Yahoo!広告の広告表示オプションは現状4つですが、Microsoft 広告は14の広告表示オプションがあります。
広告表示オプションの内容は以下のヘルプページをご参照ください。
参考:Microsoft 広告 ヘルプ「広告表示オプションについて」
Yahoo!広告との違い②:ターゲティング設定
Google 広告では年齢や性別を設定することができるのですが、Yahoo!広告ではターゲティングできませんでした。
Microsoft 広告では、Yahoo!広告では利用できない年齢、性別など多くのターゲティングが設定できます。
Yahoo!広告との違い③:レポート
「Yahoo!広告との違い②」で説明したように、ターゲティング設定できる項目が増えています。
それと同様に、ターゲティングできる項目が分析できるようになってます。
さいごに
Microsoft 広告について説明してきました。
Yahoo!広告と同じ掲載面に広告を表示させることができるものの、Microsoft 広告ではYahoo!広告でできないことができます。
また本ブログでは紹介できなかったものの、Microsoft 広告の便利な機能が数多くあります。
導入を悩んでいる方は、まずMicrosoft 広告を利用してみることをオススメします。
「Microsoft 広告」って面白い!
可能性を感じるから、今のうちにやってみよう~♪