Date: Update: Written by: Nguyen Huyen Trang
データフィード広告を運用している皆さん、このようなことに困っていませんか?
最近LINEダイナミック広告を配信したけど、管理画面に商品レポートがない!?
iOS14.5がリリースされてから、Facebookのカタログ販売キャンペーンにおいて商品別のコンバージョンなど確認できなくなってしまった(汗)
データフィード広告のパフォーマンスを改善するためには、どの商品の広告がクリックされたか、どの商品が売れているか、商品の配信傾向を把握することが大事です。しかし媒体仕様でこのようなデータを確認できない場合も多いでしょう。
そんなときは、Google Analytics(以下、GA)を使えば、商品の配信傾向を確認できるのです。この記事では設定方法とレポートの見方を共有したいと思います。
パラメータを設定して広告のデータをGAに送る
各媒体の配信結果をGAで確認するためには、遷移先URLにパラメータを追加する必要があります。
よく使っているパラメータは以下に記載しますね。
utm_source:媒体名(例:utm_source=line, utm_source=facebook)
utm_campaign:広告フォーマットタイプ(例:utm_campaign=dynamic, utm_campaign=DYN)参考:カスタム URL でキャンペーン データを収集する
各媒体からのトラフィックをGAのセグメントとして確認する
パラメータが設定できていれば、各媒体からのトラフィックの確認が可能になります。
【GA – UA】
【GA4】
セカンダリディメンションやフィルターを指定すればデータが表示されますが、各種レポートの数値を確認したり、複数媒体の実績を比較したりするときにいちいちフィルターを設定すると少し面倒だと感じてしまいますよね。このような場合は、各媒体のセグメントを設定しておくことを推奨していますー!
GA(UA)とGA4のセグメントの作成方法が異なっているため、以下の画像と公式ヘルプを参考しましょう。
参考:新しいセグメントを作成する(GA – UA);セグメント ビルダー(GA4)
【GA – UA】
【GA4】
GA4では上記設定ではセグメントを保存できぬ、毎回設定が必要になってちょっと不便かなぁ…
よく見るレポートをご紹介
GAを使うと広告からのランディングページ、離脱ページなど管理画面にはない様々なレポートを確認できます。今回は、商品別の実績を確認するために私が最も見ているレポート「eコマース」を紹介します。GA(UA)とGA4のレポートが異なっているため、それぞれ説明していきます!
【GA – UA】
★確認手順:コンバージョン > eコマース > 商品の販売状況 > ショッピング行動
★確認可能指標
指標 | 解釈 |
商品 | 商品名、商品のSKU、商品カテゴリ&商品ブランド |
商品リストの閲覧回数 | 商品リストにて商品の表示回数 |
商品詳細表示 | ユーザーが商品詳細ページを閲覧した回数(商品別の広告経由の クリック数に一番近い指標であるため、どの商品から流入数が多いか 確認できる) |
商品がカートに 追加された回数 |
該当商品がショッピング カートに追加された回数 |
商品がカートから削除された回数 | 該当商品がショッピング カートから削除された回数 |
商品の決済回数 | 該当商品が決済手続きの対象となった回数 |
固有の購入数 | ユーザーが指定した商品または商品セットを購入した合計回数 (1トランザクションに複数の商品を購入できるため、広告経由の コンバージョンとは異なっている) |
Cart-to-Detail 率 | 商品詳表示回数に対してカート追加回数の割合 |
Buy-to-Detail 率 | 商品詳細表示回数に対して固有の購入数の割合 |
【GA4】
★確認手順:レポート > 収益化 > eコマース購入数
★確認可能指標
指標 | 解釈 |
アイテム名 | アイテムID、アイテムのカテゴリ、アイテムのブランドなど |
アイテムの |
アイテムの詳細が表示された回数(商品別の広告経由のクリック数に 一番近い指標であるため、どの商品から流入数が多いか確認できる) |
カートの追加 | 商品がカートに追加された回数 |
表示後カートに追加された商品の割合 | 商品を表示したユーザー数に対して同じ商品をカートに追加した ユーザー数の割合 |
eコマース 購入数 |
ユーザーが購入手続きを完了した回数(トランザクション数) |
表示後購入 された商品の割合 |
商品を表示したユーザー数に対して同じ商品を購入したユーザー数の 割合 |
商品の購入 数量 |
購入イベントに含まれる1つのアイテムのユニット数 |
アイテムの 収益 |
アイテムからの合計収益(税金と配送料を除く) |
データフィード広告を運用するにはGAが本当に欠かせないものやね!
2023年7月1日よりGA(UA)がもう計測できなくなるけん、早めにGA4のレポートを使いこなしたいなぁー!