Googleブランドリフト調査の設定~レポートまとめ!

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こんにちは、最近Googleブランドリフト調査を実施する機会があったため、設定手順やレポートの見方を紹介したいと思います!

 

Googleブランドリフト調査(以下、BLS)の設定

では早速、BLSの設定方法を見ていきましょう!

前提条件・事前準備

BLSを実施するためにはホワイトリスト申請及び「商品」または「ブランド」単位での最小予算額の要件を満たす必要があります。最小予算は国によって異なり、日本の場合、データを測定しているすべてのキャンペーンの予算の10日間の合計額が、下記を上回っている必要があります。

1指標:15,000 USD (約1,561,950円)
2指標:30,000 USD (約3,123,900円)
3指標:60,000 USD (約6,247,800円)

日本円は為替レートによって変動※注: 停止または終了しているキャンペーンで消化した金額は含まれません。

ツールの「ブランド効果測定」からアンケートを作成できます。しかし、通常はツール内にこの項目が表示されていないため、Google の営業担当者に依頼する必要があります。Google のアカウント担当者がついていない場合、BLSは利用できません。
※注:BLSを開始する3営業日前までに、営業担当者に連絡して「ブランド効果測定」項目を表示させるための申請をする必要があります。ブランド(商品)を宣伝する遷移先と配信予算を連絡すればOKです。審査に時間がかかる場合もあるので、余裕をもって申請することをオススメします。

BLSと関連できるキャンペーンはスキップ可能なインストリーム キャンペーンか、スキップ不可のインストリーム キャンペーン、またはバンパー キャンペーン純広告キャンペーン)のみです。

「ブランド効果測定」の項目がでたら、アンケートを作成しましょう!

設定手順

ツール > ブランド効果計測 > プラスボタン

「商品またはブランド名」を入力して、その商品(ブランド)を宣伝するキャンペーンを選択


※注: 1つのアンケートに複数のキャンペーンを紐付けることができますが、1つキャンペーンにリンクできるアンケートは1つです。

分かりやすい調査の名前を入力してアンケートの言語を選択


※注1:「アンケートの言語」は、紐付けるキャンペーンの言語と一致している必要があります。複数の言語の動画広告がある場合は、言語ごとにアンケートを作成します。
※注2:「アンケート回答の回収」の開始日は自動的に反映されます。

「アンケートの質問」と「アンケートの回答」の情報を設定する


※注:「広告想起率」「認知度」「比較検討」「好意度」「購入意向」という5つの指標を測定できますが、選択できる指標は1アンケートにつき3つまでです。

保存 > 設定が完了しました!
※注:設定が終わったらアンケートの審査が始まり、ステータスが「審査中」になります。審査が終わった後に紐付いているキャンペーンが配信されていない場合、ステータスは「無効」になります。

BLSレポートの指標

BLSの配信が開始されると、ツールの「ブランド効果測定」画面から結果を確認できます。

それぞれの指標の意味は下記のとおりです。


アンケートのすべての回答定めた期間に得られたアンケート回答数

ベースライングループのアンケートの回答数広告を見ていないユーザーから寄せられたアンケート回答数

接触者グループのアンケートの回答数広告を見たユーザーから寄せられたアンケート回答数

ベースライングループの肯定的回答の割合ベースライングループのアンケートの回答数のうち、ブランドに対して肯定的な回答をした割合


広告表示グループの肯定的回答の割合接触者グループの肯定的回答):接触者グループのアンケートの回答数のうち、ブランドに対して肯定的な回答をした割合

効果があったユーザー数:広告を見たことでブランドに対するイメージが変わったユーザー数の推定値
※注1:必ずしもユニーク ユーザーを測定するとは限りません。
※注2:効果があったユーザーへのリマーケティングはサポートされていません。

効果があったユーザーあたりの単価:広告を見た後、そのブランドを購入先候補として検討している、効果があったユーザーあたりの平均費用

計算式:キャンペーンの合計費用÷効果があったユーザー数

絶対的ブランドリフト:広告を見たユーザーと広告を見ていないユーザーの、肯定的な回答の差

計算式:広告表示グループの肯定的回答の割合 – ベースライン グループの肯定的回答の割合

 

BLSに関するQ&A

Q:キャンペーンのパーフォーマンスを判断するとき、絶対的ブランドリフトのみ確認しますか?
A:ブランド効果測定全体のパフォーマンスを反映するわけではありません。リーチが少ないことで絶対的ブランドリフトが高くなる可能性もあります。効果があったユーザー数と効果があったユーザーあたりの単価も考慮すべきです。

Q:BLSのレポートにて「ブランドリフトの検出なし」という通知が出ていますが理由はなんですか?
A:回答は100%収集できていますが、広告の効果に統計的有意差(+2%)がないと、「ブランドリフトの検出なし」と表示されます。
必ずしも配信した広告のパフォーマンスが悪かったわけではありません。アンケートの内容が結果に影響を与えた可能性もあります。そのため、アンケートの内容を変更したり、ユーザー属性やオーディエンスなどの設定を見直したり、調査期間を変更したりすると成果が出るケースもあります。

本日のまとめ

Googleブランドリフト調査の設定方法やレポートの見方、理解してもらえたかな?
この調査は、広告が消費者にどんな影響を与えるかを知れるツールの1つやけん、
これからもどんどん活用していきたいね!

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