広告のCVR改善を目指して、サイトのユーザー行動を計測・視覚化する方法

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前回の記事では、広告の成果を改善しようといろいろ考えた結果、

LPOをやってみようと思ったきっかけをまとめました。

広告のCVR改善を目指して、LPOをやろうと思ったきっかけ

LPO事例についても最後に少しだけご紹介しています。

今回は流入後に、ユーザーがサイトでどのような行動をとったのかを視覚化するため、具体的な設定方法の一例についてまとめました。
 

はじめに

使用するツールは以下の通りです。

  • Googleタグマネージャー(GTM) ※すべてのページに設置推奨
  • Googleアナリティクス(GA) ※Googleタグマネージャーで設定推奨
  • データポータル

Googleアナリティクスの目標設定を使用する理由は2つあります。

  1. 各ステージごとの遷移率を算出しやすく、視覚化(データポータル)との相性が良い
  2. 媒体やキャンペーン、キーワード、広告ごとにフィルターをかけやすい

 

サイトへ流入してからコンバージョンするまでの経路確認

広告に設定している遷移先からコンバージョンポイントまでの経路をすべて抜き出します。
※広告用のランディングページに遷移させていることを前提としています。


  1. ランディングページ
  2. 入力フォーム
  3. 確認ページ
  4. サンクスページ

その際に各ページのURLを控えておきましょう。

できれば各ページのキャプチャ取得やGTM(GA)のタグの有無も確認しておくと良いと思います。

後から各ページ内容について確認しやすかったり、設定がスムーズに進められたりします。

ちなみに、タグの確認はchromeブラウザの拡張機能であるTag Assistant (by Google)が便利です。

 

GTMでGAタグの設定

ページビュー以外のスクロールやクリックイベントでも目標設定できるよう

GTMでGAタグの設定することを推奨します。

各ページへの遷移を計測する場合は、

GAタグ(トラッキングタイプはページビュー)をAll Pagesのページビュートリガーで設定します。

クリックやスクロールなど、行動を計測する場合は、

GAタグ(トラッキングタイプはイベント)を各行動のトリガーに設定します。

各行動のトリガーの設定はクリック – すべての要素トリガーや要素の表示トリガーなどで設定します。

この記事内での詳細は割愛します。

 

GAで各ステージの目標設定

GTMでGAタグの設定ができたら、ページに流入してからコンバージョンするまでの経路にある

ページや計測したい行動をすべてGAの目標に設定します。

URL条件では設定できないクリックやスクロールなどの行動は、上記で設定したイベントを条件に目標設定を行います。

上記の例だと次のような目標設定をすると良いと思います。

  1. ランディングページのページビュー
  2. 入力フォームのページビュー
  3. 入力フォームのフォーム入力行動
  4. 確認ページのページビュー
  5. サンクスページのページビュー

 

ダッシュボード化

GAでの目標設定が完了したら、その結果を定点観測しやすいように、データポータルで視覚化します。

上記の例だと以下のような計算で各ページの遷移率や行動率をフィールドに追加します。

  • 入力フォームページ遷移率 = 目標 2 ÷ 目標 1
  • 入力行動率 = 目標3 ÷ 目標 2
  • 確認ページ遷移率 = 目標 4 ÷ 目標 3
  • サンクスページ遷移率 = 目標 5 ÷ 目標 4

フィールドができたら、各グラフ化や媒体やキャンペーン、キーワード、広告ごとにフィルターをかけて成果を確認できるようになります。

上記の例だと以下のように視覚化できます。

サイト流入後の行動を視覚化することで、どこに課題があるのかを把握しやすくなり、

改善案の提案や広告訴求へのフィードバックなど、広告運用をしながらも解決策の幅が広がります

本日のまとめ

GAの目標設定を活用して、広告流入後の行動を視覚化することができるけんね!

さらに視覚化することで、広告運用を軸にサイト側の改善も含めて、成果を出しやすい環境をつくることができるんやね!

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