【マーケター必見】SWOT分析を徹底解説!具体例を使ってわかりやすく解説します

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SWOT分析とは

SWOT分析とは、自社の外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素に分けて分析することで、事業の改善点や課題を把握するためのフレームワークです。

自分が担当している案件の現状を、内部環境と外部環境の2軸に分けて考えることで、課題とその解決策を見出していくことができます。

「SWOT」の詳細

それでは早速、各要素の詳細を見てみましょう。

Strength(強み)
自社の長所や得意な領域などの、サービスにプラスになっている内部要因。
Weakness(弱み)
自社の短所や苦手とする領域などの、サービスにマイナスになっている内部要因。
Opportunity(機会)
社会や市場の影響により、自社にとってプラスに働く外部要因。
Threat(脅威)
社会や市場の影響により、自社にとってマイナスに働く外部要因。

難しい書き方をしていますが簡単に言うと

・担当案件の「強み」と「弱み」
世の中で起きている「プラスになりそうなこと」、「マイナスになりそうなこと

を書きだしていくだけです。

後者がイメージしづらいと思いますが、簡単な例でいうと「とあるレトロな喫茶店が、有名アニメの舞台となって聖地になる」のようなことです。
滅多にない例ではありますが、これは自社とは関係ない典型的なプラスになりそうな外部要因と言えます。

「SWOT」の掛け合わせを考える

これらの要因を洗い出すことができたら、掛け合わせを考えます。

強み×機会
自社の強みと機会の相乗効果を狙う。
弱み×機会
自社の弱みを改善し機会を攻略する。
強み×脅威
自社の強みを活かして脅威を避けたり、逆手にとる。
弱み×脅威
自社の弱みを理解し、脅威を最小限に止める。

わかりやすいように図で表すと下記のようになります。

※ちなみに、この図は無料で使える「miro」というアプリのテンプレートを使用して作成しています。

具体例で解説

それでは架空のブックカフェ「ふとしカフェ」を例にSWOT分析をやってみましょう。

Strength(強み)
・取り扱い書籍が多い。
・広告やSNS運用のセミナーを開催している。
Weakness(弱み)
・ドリンクの種類が少ない。
・人手不足。
Opportunity(機会)
・SNS運用の書籍が話題になっている。
・品質の均一化により商品ではなく、体験が重視されている
Threat(脅威)
・コンビニコーヒーなどの低価格で美味しいコーヒーが増えた
・近隣におしゃれなカフェが多い

これを図に当てはめると下記のようになります。

そして最後に図を見ながら、掛け合わせの戦略を考えていきます。
ここからが創造力の見せどころです!
まずはご自身で考えてみてください。

 

ふとしカフェの売り上げを伸ばしたり、リスクを回避できるような戦略が思いつきましたか?
私が思いついたのは下記のようなものです。

強み×機会
セミナーを開催できる店舗 × 世間でSNS運用の書籍が売れている= 話題書のフェアや企画を開催 or 著者を読んでのセミナー

弱み×機会
人手不足で回転率が早くなると営業が厳しい × 世間でSNS運用の書籍が売れている + 体験を重視する消費者 = 参加人数をあえて絞った限定セミナー

強み×脅威
取り扱い書籍が多い + セミナーを開催 × 安価で高品質のコーヒー + 競合のおしゃれカフェ = 味、映えでではなく「自己成長」ができるブックカフェ

弱み×脅威
ドリンクの種類が少ない + 人手不足 × 競合のおしゃれカフェ = おしゃれカフェ好きなユーザーに対するプロモーションは極力避ける。

実現が難しそうなものもありますが、SWOT分析をやってみたからこそ思いついたアイデアであり、戦略がそのまま実現できなくても考え方の指針が定まっているので、横展開した新たなアイデアが浮かんでくるかもしれません。

終わりに

以上がSWOT分析のやり方でした。
SWOT分析を用いて、自分の担当案件の現状を客観的な目線から把握することはとても重要です。
ぜひ自分の案件の強み、弱み、機会、脅威を書きだして、先ほどの図を見ながら埋めていってみましょう!

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