LINE広告をかじったことのある人へ、もしかしたら参考になるかもしれない話

Tags: 媒体:LINE広告

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お久しぶりの方もはじめましての方も、こんにちは。
私が最後に投稿してから半年以上経っているらしいです。月日ってあっという間に過ぎていきますね…
ちなみに前回の記事は社員インタビューでした。なつかしい~~~

さて今回は、リスティング運用をメインにしていた私がLINE広告に片足を突っ込んでみたお話です。

 

そもそもLINE広告って?

LINEといえば、言わずと知れた国内最大級のメッセージアプリです。

LINE広告(旧LINE Ads Platform)ではLINE、LINEファミリーアプリ、 LINE広告ネットワーク(旧LINE Ads Platform for Publishers)に配信することができます。

特徴は、アクティブユーザーが多いこと(月間約8,300万人以上)とユーザーの年齢層が幅広いこと。

Facebookは40-50代、Twitterは20-30代がユーザーの中心であるのに対し、LINEは10代から60代まで幅広い年齢層のアクティブユーザーがいます。

配信先のひとつであるLINE NEWSだけでもMAUは6,800万、LINE広告ネットワークのMAUは5,400万ということからもターゲットの広さが窺えます。

まずは基礎知識

LINE広告は、「キャンペーン  広告グループ  広告」という構成で成り立っています。

機械学習は広告グループ単位で行われ、概ねCV40件で学習期間が終了します。

そのため、ターゲティングを広く設定する、十分な予算を確保するなど、なるべく早いタイミングでCV40件に到達するようなアカウント設計にする必要があります。

他媒体でも同じだと思いますが、特に理由がないのであれば広告グループ間でターゲットが重複しないようにしましょう。

配信できるフォーマット・面は下記のとおりです。※Smart Channel:トーク面最上部に出る広告

カルーセルは2020年2月27日にアップデートされたばかりのフォーマットです。

タイムラインはスクエア、LINE NEWSはカードがメインで配信されると言われていましたが、最近はNEWS面にもスクエアが結構出ているようですので両サイズとも配信するのが個人的なオススメです。

LINE広告はディスプレイ広告のように面指定したり面ごとの成果を見たりすることができません。※LINE面とLINE広告ネットワーク面別で指定・成果を見ることは可能

Smart Channelに出したい!って人も多いと思いますが…ここもランダムでの配信となっていて、CPMの高い広告主が配信の中心となっているようです。※Talk Head View(1日1社限定のメニュー)でトーク面最上部に広告配信可能(最低出稿金額2,000万円😵)

LINE広告、はじめました。

私が前任者から案件を引き継ぐ前にLINE広告は停止していたのですが、今年の1月から再開することとなりました。構成は停止前の状態のまま。設定は下記のとおりです。LINE広告本格運用のはじまりはじまり~~

ターゲティング:CV類似1%、RT
入札方法:自動入札(入札額の上限を設定)
画像サイズ:1200×628
配信面:LINE

再開後の成果は目標CPAクリアでまずまずの結果でした。そこで、CPAを維持しながら配信量を増やしたい!と思い始めます。さて、どうする?

私はまず、成果の良いクリエイティブを1080×1080で展開しました。

先ほども申し上げたとおりカードとスクエアでは配信面が異なります。そのため、あらゆる面を網羅するためにはサイズ違いで入稿をしておいた方が良いです。

ただ、ここで注意していただきたいことが一点。

別サイズで展開する場合は、キャンペーンを分けてください。※自動入札の場合

というのも、広告G単位で機械学習がされてしまっているので、同じキャンペーンに新しく広告Gを追加しても既存の広告Gが良いと判断されてしまい、新規の広告Gからはほとんど配信されなくなってしまうからです。

LINE広告では、特に自動入札を導入する場合は1キャンペーン1広告Gの構成が良いと思います。手動入札の場合は入札額で強弱をつけられるので、同じキャンペーン内に新規入稿しても大丈夫です。

CV類似、RTともにサイズ展開したのですが、不思議なことにCV類似では1080×1080、RTは1200×628が生き残りました。今はこの生き残ったキャンペーンたちを使って、あーでもない、こーでもないと試行錯誤しています。

CPA最適化の入札戦略は2種類

元々、CPA最適化で選べる入札戦略は「入札額の上限を設定」のみでしたが、2月27日のアップデートによって「イベント単価の上限を設定」という新しい入札戦略がローンチされました。

「入札額の上限を設定」は

イベントの入札額が上限を超えないように調整するため、他の入札戦略よりも単価を抑えながら効率的に目標イベントを獲得します。1日の予算を消化するより、イベント単価を抑えることを重視する場合に利用してください。

「イベント単価の上限を設定」は

イベント単価が上限を超えないように調整しながら、目標イベントを最大化します。イベント単価の上限を設定して、1日の予算を消化しながら目標イベントを最大化する場合に利用してください。

と管理画面に説明がでてきます。この説明を見ても、私は入札方法の違いを理解できませんでした(笑)

色々と調べたり聞いたりした結果、私は以下のように理解しています。

入札額の上限を設定:上限CPAを超えるような入札の仕方はしないため低単価での獲得が見込める。一方で、大幅に入札を強めたりしない分、設定した日予算を使いきれない場合がある。CPA目標を守ることを最優先する場合におすすめ

イベント単価の上限を設定:設定したCPAを超えることはあるが、獲得できると判断した場合に入札を強めるためCV数増加が見込める。目標CPAを維持しつつCV数最大化を目指したいときにおすすめ

前述した案件でも「イベント単価の上限を設定」に変更して配信してみました。

CPAの設定や数値などの細かい話はまたの機会として、結果は…「入札額の上限を設定」の方が全然成果良い!!笑

びっくりするくらい配信量が減ってしまったため「イベント単価の上限を設定」に変えた期間はわずか1週間でした。。

ちょっと気を付けた方がいいかもしれないこと

ご存知の方も多いかもしれませんが、LINE広告はITP対策が十分ではありません。そのため、トラッキングツールなどを入れている方はツールと管理画面のCV数に乖離があるのではないでしょうか。

ITPの影響から管理画面上ではAndroidの方がCVがつきやすく成果が良いと判断され、Androidに配信が寄ってしまいがちです。

でも、日本でiPhoneユーザーが多いということは言うまでもないので、Androidに寄ってしまうとiOSへの機会損失が発生してもったいない!

なので今は、iOSだけ別で広告Gを作って配信しています。管理画面の数値のみを追っている場合はまた話が変わってくるかと思うのですが、この辺もまたの機会に詳しく…。

今回はITPの影響を受けやすいよってことだけ知っていただけたらと思います。

本日のまとめ

LINE広告はキャンペーンを細かく分けた方がいいんやね!
それに、iPhoneユーザーへの配信も方法を考えんといかんのやね!
LINE広告は最近アップデートが多くてどんどん変わってきているから、そのへんもしっかりキャッチしていきたいね★

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