〈Amazon広告〉オートターゲティング使ってみた

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Amazonの検索結果や商品詳細ページに広告を掲載するスポンサープロダクト広告では、次の2種類のターゲティングを利用できます。

■オートターゲティング
Amazonが広告を、その広告の商品に類似したキーワードや商品と一致させます。キーワードや商品の一致は、商品情報に関連した購入者の検索に基づいて選択されます。

■マニュアルターゲティング
広告主が特定のキーワードおよび商品にターゲットを設定できます。キーワードに対し異なるマッチタイプを選択して、広告商品に関連するカテゴリー、商品、ブランド、または機能を選択できます。

Amazon広告オートおよびマニュアルターゲティング

自動的にターゲットが選定されるオートターゲティングと手動で細やかなターゲット設定ができるマニュアルターゲティング、どのように使い分けるべきか戸惑う方も多いのではないでしょうか?
今回は、マニュアルターゲティングとオートターゲティングを使用してみた結果と、考察をご紹介します。

▼スポンサープロダクトについて詳細を知りたい方はこちらをお読みください。

オートターゲティングを実際に使ってみた

構成

キャンペーン ターゲティングの種類 キーワード・商品・カテゴリ
①指名 マニュアルターゲティング ブランド名・自社商品
②オートターゲティング オートターゲティング Amazonにより自動設定
③一般(マニュアルターゲティング) マニュアルターゲティング 商品のカテゴリ・競合商品

キャンペーンを①~③の3つに分けて配信を行いました。①では、商品名やブランド名を含むいわゆる指名系キーワードを登録②ではオートターゲティングを適用③では指名系キーワードを除く競合商品名や該当するカテゴリを登録しました。
オートターゲティングがどのような挙動をするか確認するため、オートターゲティングを適用したキャンペーンでは①指名や②一般(マニュアルターゲティング)で設定した商品やキーワードの除外は行わずに配信しました。

仮説

オートターゲティングを適用することで①指名と②一般(マニュアルターゲティング)で設定したキーワード・商品以外にもリーチは広がるが、購入意欲が高くないユーザーに対しても広告を表示してしまい、他キャンペーンと比べるとROASは低くなると仮説を立てました

結果

【ROAS】
①指名>②オートターゲティング>③一般(マニュアルターゲティング)の順でROASが高く、注文数も多いという結果になりました。

【検索用語】
オートターゲティングの検索用語*を確認すると、注文に繋がった検索用語のうち約67%が指名系のキーワード・商品でした。
このことから今回オートターゲティングのROASが高くなったのは、購入意欲が高いユーザーに検索されやすい指名系のキーワード・商品が注文の大半を占めたためと考えられます。
そこで、指名系キーワード・商品を除いたオートターゲティングの検索用語と、一般(マニュアルターゲティング)の検索用語のROASも比較してみましたが、双方のROASに大差はありませんでした。(約2%オートターゲティングのほうが高い結果となりました)

考察

オートターゲティングを適用したキャンペーンでは、検索用語が拡張しROASが低くなると予想していましたが、指名系の検索用語を除いた場合もROASは他キャンペーンと同等となりました。
また、
オートターゲティングではこれまで一般(マニュアルターゲティング)では設定していなかった検索用語から注文に繋がっており、新たなターゲットの発見に繋がりました。
このことから、オートターゲティングは
売上に繋がるキーワード・商品を開拓する目的での使用が適していると思います。

その際は重複を避けるため他キャンペーンで登録しているキーワード・商品は除外設定をすることをおすすめします。

*検索用語… Amazon での検索時に入力する単語、または広告対象商品とマッチする ASIN(商品コード)。

***

マニュアルターゲティングで配信しているけど、なかなか注文に繋がるキーワードや商品を見つけることができない場合には商品情報をもとにターゲットを選定するオートターゲティングを試してみてはいかがでしょうか?
オートターゲティングで配信した中で、安定して売上に繋がるキーワード・商品はマニュアルターゲティングに追加していくことでターゲティングの精度を上げていくことができそうですね。

 

本日のまとめ

幅広いキーワードで広告配信ができるオートターゲティング、細かいキーワード設定やキーワード毎に入札額を調整できるマニュアルターゲティング、目的や状況に応じて使い分けれるとええね〜

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