アプリのプロモーションをするなら知らないと損!Apple Search Adsの運用を行うコツ

Tags: Apple Search Ads 運用型広告

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広告運用を行っていると、日々、勉強の大切さが身にしみます。

この数年間を振り返っても、さまざまな変化がありました。

Google、Facebook、Yahoo!の仕様変更についてももちろんですが、ここ数年で聞いたことのなかった広告媒体が注目されるようになりました。

 

今回はその中でも、「Apple Search Ads」についてご紹介いたします!

 

 

 

Apple Search Adsとは

Apple Search Adsをご存知でしょうか?

名前は知っているけれど使ったことがない運用者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まずは、Apple Search Adsとはどういう媒体なのか説明します。

 

概要

Apple Search Adsとは、App Storeの検索結果に広告を配信できる媒体です。

Apple Search Adsは、App Store検索結果の最上位で、ユーザーにアプリケーションを見つけてもらうための効率的で簡単な方法です。

引用:https://searchads.apple.com/jp/

 

画像のように、検索結果の最上位に広告が表示されるため、検索行動を行っているユーザーに対し、効果的なプロモーションを行うことが可能です。

 

利用できるプラン

Apple Search Adsには「Basic」「Advanced」という2つのプランがあります。

・Basic

Apple Search Ads Basicを使用すれば、インテリジェントな自動化機能によって、お客様の成果を最大化できます。費用を設定し、お支払いはインストールされた分だけ。1つのアプリケーションにつき毎月の予算が10,000米ドル以下のお客様向けです。最小限の管理だけ行えば、ひと目でデータがわかるダッシュボードでパフォーマンスを追跡できます。

・Advanced

Apple Search Ads Advancedを使って、お客様独自のキャンペーンを管理します。キーワードとオーディエンスを選択し、入札額と予算を独自に設定します。お支払いはユーザーがお客様の広告をタップした分だけ。詳細なレポートから重要なパフォーマンス指標を追跡でき、APIを使って大規模な効果測定や管理を行えます。

引用:https://searchads.apple.com/jp/

 

「Basic」は自動化されていて運用による調整幅がないため、今回は運用により改善してく余地がある「Advanced」についてご紹介します。

 

Apple Search Adsの配信方法について

この段落ではApple Search Adsでは、どのような配信を行うことができるかご紹介します。

 

ターゲティングの方法

Apple Search Adsでは、検索連動型広告と同様にキーワードを設定することで広告を配信するユーザーをターゲティングします。

ただGoogle 広告やYahoo!広告と違い、マッチタイプは「完全一致」「部分一致」の2つしかありません。

絞り込み部分一致を設定できないため、前後の文字列を含めた検索語句に配信する場合は「部分一致」での設定が必要となります。

 

その他、以下の設定ができます。

・デバイス(iPhone/iPad)

・ユーザー層(年齢/性別)

・場所

・広告スケジュール

・顧客タイプ

 

「デバイス」「ユーザー層」「場所」「広告スケジュール」の設定は、プロモーションするアプリの内容に応じて、設定するのでよいかと思います。

設定できる項目の中で、特徴的で、おもしろいと思っているポイントは「顧客タイプ」です。

「顧客タイプ」では4種類のオーディエンスを設定することができ、設計次第ではさまざまな取り組みができます。

・すべてのユーザー

・新規ユーザー

・以前アプリケーションをダウンロードしたことのあるユーザー

・その他の自社アプリケーションのユーザー

参照元:https://searchads.apple.com/jp/help/advanced/0021-set-campaign-refinements/

 

「その他の自社アプリケーションのユーザー」では、ユーザーがインストールした自社の別アプリを選択することができます。

親和性の高いアプリを設定することができれば、通常よりも高いCVRで広告を配信することができます。

 

追跡型広告を制限したユーザー(LAT オン)への配信

iOS11から追跡型広告の制限(LAT)をオンにする機能が追加されました。

そのため、通常はLATをオンにしているユーザーでは、インストールを上手く計測することができない仕様となっています。

この機能追加により、計測に頭を抱えることとなった広告運用者は非常に多いのではないでしょうか…。

 

実は、Apple Search Adsでは、LATオンユーザーであってもインストール数を計測することができます

これは、Appleが提供しているApple Search Adsならではの特徴であると言えますね。

LATオンのユーザーデータは、モバイル測定プロバイダー(MMP)が使用するApple Search Ads Attribution API経由では提供できないため、SDKでは計測できないインストールとなっています。

そのため、LATオンユーザーのインストール数を把握することで、より正確にApple Search Adsの効果を測ることができます。

 

ただ、このLATオンの計測は、「すべてのユーザー」以外の顧客タイプでは計測ができないため、ユーザーリーチの観点で、顧客タイプは「すべてのユーザー」をデフォルトとして選択することをオススメします。

 

検索マッチ

ユーザーへのターゲティングは、キーワードを指定すると前述しましたが、Apple Search Adsではキーワードを登録せずに関連性の高いユーザーへ広告を配信する「検索マッチ」という機能があります。

検索マッチは、App Storeでユーザーが検索した内容に合わせて広告を自動的に表示する機能です。新しいキーワードを調査する手段としても大変便利です。

検索マッチを活用することで、キーワード登録でカバーしきれない検索語句まで、広告を配信することが可能となるのです。

 

Apple Search Adsの運用のコツ

これまで、Apple Search Adsについて簡単に紹介してきましたが、実際に運用を行っていく上では、どうすべきなのか説明します。

 

アカウント構造について

検索連動型広告では、入札戦略を上手く扱うために最適であるアカウント構造が、媒体から提供されていて、Google 広告の「Hagakure構造」が幅広く浸透しているかと思います。

それでは、Apple Search Adsではどうすればよいのでしょうか?

 

Apple Search Adsでは、以下のような構造でのキャンペーン設定がオススメです。

  • ブランドワード
  • 競合ワード(すべてのユーザー / その他の自社アプリケーションのユーザー)
  • 一般ワード(すべてのユーザー / その他の自社アプリケーションのユーザー)
  • 人気アプリワード(すべてのユーザー / その他の自社アプリケーションのユーザー)
  • 検索マッチ(すべてのユーザー / その他の自社アプリケーションのユーザー)

※「検索マッチ」以外はすべて完全一致での登録

 

・ポイント[1]細かいキャンペーン構成

「Hagakure構造」と比べるとかなり細かく分かれていますね…。

実は、Apple Search Adsでは、「Hagakure構造」を推奨するGoogle 広告ほど、入札戦略による最適化が行われていません。

そのため、運用者が目視で確認して、目視で調整するような手塩にかけた運用が最適であると言えます。

CVRに応じて入札価格を適切に調整することでCPIを抑えた広告配信が可能となるのです。

 

・ポイント[2]完全一致+検索マッチ

アプリに関連性の高い検索語句に広告を配信することができる「検索マッチ」で、ボリュームの小さい検索語句をカバーできます。

「検索マッチ」でボリュームの小さい検索語句をカバーし、ボリュームの大きい検索語句は完全一致で登録することで、キーワードに応じて細かな入札価格調整を行っていくことが可能となります。

 

・ポイント[3]その他の自社アプリケーションのユーザー設定

前述したように、LATオンユーザーの計測を行っていくために、顧客タイプはデフォルトでは「すべてのユーザー」の設定を推奨しています。

しかし、「自社アプリインストールユーザー向け」に広告グループを分けて作成することで、質の高いユーザーに対し積極的な入札設定を行うことができます。

調整の仕方次第では、キャンペーン単位で設定を分けてもよいかと考えています。

 

・[補足事項]ボリュームの大きいキーワードの登録

検索連動型広告を扱っている場合、関連性の低い「人気アプリワード」を登録することは不可解に思うのではないでしょうか。

Apple Search Adsは、App Storeに広告が配信されるため、CVRが非常に高いことが特徴的で、低くとも20%程度のCVRがあります。

そのため、ボリュームの大きいような人気アプリについては、入札価格を抑えて配信すれば、低CPIでインストールを促進することができるのです。

 

PDCAを回すポイントについて

アカウント構造の記述で運用ポイントを記載しましたが、以下にまとめます。

推奨のアカウント構造をもとにして運用していくポイントは、「キーワードの登録」と「キーワード別の入札調整」です。

 

・キーワードの登録

検索マッチでインストールにつながった検索語句を完全一致で登録していくことで、キーワード別に入札調整を行いやすい環境を整えます。

 

・キーワード別の入札調整

CVRに応じて、目標のCPI以内でインストールを獲得できるように入札調整を行うことでCPIの最適化を進めていくことができます。

 

Apple Search Adsでは日々細かい調整を行うことが、大きな成果改善につながっていくのです。

手をかければかけるほど、成果がよくなっていくApple Search Ads。

 

みなさんも是非いろいろ挑戦してみてください!

本日のまとめ

へぇ~、Apple Search Adsは細かな調整が大事なんやね!
ちゃんと成果を見て、ちゃんと調整しよう。