Date: Update: Written by: DaichiAkase
Dynamic Ads for Display(以下「DAD」)って?
いきなりですがヘルプから引用させてもらいます。
ディスプレイ広告(YDN)の動的ディスプレイ広告は、ウェブサイトを訪れたインターネットユーザーの行動履歴をもとに、各ユーザーの興味や関心に合わせた内容の広告を動的に生成、配信する広告掲載方式です。
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ydn/articledetail?lan=ja&aid=36349
2020年3月18日時点
自分が見た商品たちが広告として並んでいるものですね。
Google広告の動的リマーケティング、CriteoのダイナミックリターゲティングをYahoo!版にしたものと考えてもらえると分かりやすいかと思います。
導入した商材は「不動産」、CVポイントは「資料請求」です。
DADの成果
前提条件
ある程度公平を期するための前提条件がいくつかあります。
①すべて同じユーザーリストを使用
②施策間の入札には極力差を付けず、約1ヶ月間の並走運用
③使用バナーサイズは以下の通り、ビジュアルも極力統一
・インフィード 1200-628、300-300
・ブランドパネル 600-600
・ターゲティング 300-250
配信結果
そしてその結果が以下となります。
この数値だけではクリック率が高いが、導入工数などを考慮するとイマイチな施策・・・かもしれません。
掲載面による差異
次に掲載面による差異を確認してみました。
コスト順でそれぞれ上位5つをピックアップしています。
※ブランドパネルはtoppageのみなので割愛
合算値では見えていませんでしたが、DADはインフィードやターゲティングのメインである「m.yahoo.co.jp」、「headlines.yahoo.co.jp」でそれぞれを上回る配信結果となっていました。
特にクリック率は約3倍と圧倒的な差がついており、クリック単価を抑える要因になっていると考えられます。
やはり見覚えのある商材が並ぶ広告は目を惹くということでしょうか。
また動的では「m.yahoo.co.jp」への掲載が多いわりには平均掲載順位も1.5位となかなか高くなっていることも分かります。
※再掲※
新しい施策ということもあり、優遇されやすいロジックがあるのかもしれないですね。
今後
ブランドパネルやインフィードとはまた違ったアプローチが可能な施策であり、成果もついてくるということから本案件では今後もDADを継続していくことが決定しました。
DADは導入工数はもちろん、ランニングコストも少なからず発生し、自分のみならずクライアントの管理も必要となってくる施策です。
完全に副産物ではありますが、クライアントとの信頼関係や商材理解をより強固なものにする良き機会となりました。
商品数が多い案件では自分の知らなかった小さくマイナーなものを知る機会にもなると考えていますので、皆さんもぜひチャレンジしてみてもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事を読まれた方の行動を後押しするきっかけとなれれば幸いです。
1.DADは圧倒的クリック率
2.掲載面は既存の掲載方式と大きな差はない
3.信頼と知識を得られるチャンスと捉えよう